永田町の抗議行動でのスピーチ原稿をUPします。
自由を求めるたたかいの記録として、昨晩の抗議行動での私のスピーチ原稿をUPしておこうと思います。
(発言する貴重な機会をいただけたことに、心から感謝です。)
===
LGBT法連合会の増原裕子です。
40歳、レズビアンです。
私たちは、怒りと悲しみと恐怖に、震えています。
私は、「女性を好きになる」という、本来とても素敵であるはずの自分の特性を、気がついた10歳から22歳までの12年間、否定しつづけてきました。自己肯定感が持てず、長く苦しい思春期でした。
でも、少しずつ友人たち、家族にカミングアウトして、温かく受け入れてもらうことを積み重ねることで、「自分は価値がある人間なんだ」ということを確認して、前向きに生きられるようになりました。
それが、今回の杉田水脈議員の差別発言によって、時計の針が何十年も前に戻ってしまったように感じました。
杉田議員のヘイトスピーチによって、
今もなお深刻な困難の最中にいる人、LGBTの子どもたち、若者が、ものすごく傷つけられています。
マイノリティを不幸にするのは、杉田議員の言葉の数々と、それに同調したり、それを放置したりする社会です。
これ以上、子どもたちを苦しめないでください。
子どもたちを追い詰めないでください。
「公人によるヘイトスピーチが野放しにされること」
という項目を追加しなければいけない状況は、大変悲しいことです。
国会議員の発言として、許されるものではありません。
これだけでも、LGBT差別禁止法の立法事実、法律を作るべき理由は十分だと感じます。
今回のことで、LGBT差別禁止をうたう法律の必要性をあらためて痛感しています。
1日も早い法整備を求めます。
みなさんで声をあげて一緒にがんばっていきましょう。
ありがとうございました。